【初心者】冬から始めるベランダ菜園をおすすめする3つの理由

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ベランダ菜園

ベランダ菜園を始めたい人

30代女性
30代女性

ベランダ菜園を始めたいけど、冬からでもできるの?
初心者でも簡単に育てられる冬の野菜はあるの?

このような疑問にプロの農家が答えます!

いつもは仕事や家事・育児でバタバタしてるけど、今ならベランダ菜園を始める余裕あるかも!と思ったら・・・

知識が0の初心者には冬のベランダ菜園は難易度が高そうなんて思っていませんか?

実は冬からベランダ菜園を始めるのは難易度が低いので、初心者におすすめなんです。

この記事では、冬から始めるベランダ菜園がおすすめの理由を解説。また、知識0の初心者でも簡単に育てられる冬の野菜を紹介しています。

【初心者必見】冬から始めるベランダ菜園をおすすめする3つのポイント

結論から言います!
冬からはじめるベランダ菜園がおすすめの理由は手間がかかりません。

つまり、ベランダ菜園にさく時間が少ないので、仕事や家事・育児で時間がない方でも簡単に始められるということです。

冬からはじめるベランダ菜園がおすすめの理由3つ

  1. 病害虫の被害が少ない
  2. 雑草がはえにくい
  3. 水やりの頻度が少ない

↓↓では詳しく解説します↓↓

①病害虫の被害が少ない

冬は野菜に被害をもたらす害虫の活動が落ち着いているので、害虫の被害が少ないです。

合わせて病気を媒介する害虫の活動が落ち着いているということになるので、病気になるリスクも減ります。

つまり、野菜が元気に育たない原因をさぐる時間と、対策をこうじる手間と時間がかかりにくいということです。

知識がないの初心者の方が一番不安に感じるのは・・・

「葉っぱが枯れてきたけどなんで?」

「虫に食べられてるような気がするけど、どうしたらいいの?」

などなど、病気や害虫の知識がなくてどうすればいいかわからないことだと思います。

そりゃそうですよね・・・病気や害虫の被害がなければ、大概は元気に育って収穫できる訳ですから。

夏の高温多湿なんかは病気と害虫のオンパレードになるので、私たち農家でさえ頻繁にググって原因を突きとめています。

病気や害虫の被害にあっては対策をこうじて、可愛がることもベランダ菜園の醍醐味といえばそうかもしれません。

しかし、知識がない初心者の方が初めて野菜を育てるなら病気や害虫の被害にあわずに収穫したいところだと思います。

②雑草が生えにくい

冬は野菜を育てるうえで1番地味な作業の『くさとり』をする頻度は少なくなります。それかしなくて済みます。

なぜなら、冬の乾燥と日照時間の短さは、雑草の発芽に大きな影響をおよぼし、発芽しにくくなります。

また、季節に合った野菜があるように、雑草にもそれぞれ得意・不得意な季節があり、冬が得意な雑草は少ないです。

雑草が生えるメカニズム

土のなかに雑草の種がひそんでいるか飛んできます。その種が土の水分と太陽の光を浴びて発芽します。

暖かい季節は雑草が肩肘張ってどんどん出てくるので、くさとりに割く時間が多くなります。

そもそも、なんでくさとりをしなくちゃいけないの?という方へ

くさとりをしなくてはいけない理由

  • 土の養分を雑草が横取りしてしまう
  • 大きい雑草は日光をさえぎる
  • インスタ映えしない

つまり、雑草は生えてきたら地味で時間がかかる『くさとり』をしなくてはいけないのですが、冬は雑草が生えてこないor育たないので『くさとり』に割く時間が少なくなります。

③水やりの頻度が少ない

冬は土が乾くまでに時間がかかるため、水やりをする頻度が少ないです。

プランター栽培では「表面の土が完全に乾いたら水をあげましょう」という文言をよく目にすると思いますが、冬は日照時間が短いので土の表面が完全に乾くまでに時間がかかります。

夏は土が乾くペースが物凄く早いです。
しかも、夏は昼間に水をあげると土が熱を持ってしまうので、「朝か夕方に水をあげる」と時間帯指定されるケースもよくあります。

仕事や家事・育児でバタバタしていると「ヤバッ、水やり忘れたー」ということも多々あります。

初心者の方は生活のルーティンに水やりが入っていないと思うので忘れがちになってしまいます。

その水やりの頻度が少ないのも初心者の方にとっては魅力的だと思います。

【初心者向け】冬でも簡単に育てられる野菜5選

では、知識が0の初心者が冬でも簡単に育てられる野菜はいっぱいあります。

その中でも農家の私がおすすめする野菜を5つ紹介します。

冬でも簡単に育てられる野菜5選

  • 葉ネギ
  • 小松菜
  • 春菊
  • ルッコラ
  • ローズマリー

↓↓では、詳しく解説します↓↓

葉ネギ

葉ネギ

葉ネギはベランダ菜園をこれからはじめる方にとってはヒーロー的な存在です。

葉ネギは品種を選べば1年中育てることができる野菜です。

しかも、収穫する時に根元を5㎝くらい残して切ってあげると、そこから新しい葉が生えてきて何度も収穫できるので、収穫を長い期間で楽しめる野菜です。

詳しい育て方はこちら↓↓

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小松菜

小松菜

小松菜も1年中プランターで育てられる野菜として有名です。

冬に小松菜を育てるとサイズは小さいですが、葉がやわらかくクセが少なく美味しく育ちます。

夏に育てるとガンガン成長して30日くらいで収穫できますが、葉がバリバリとかたくてクセがやや強くなります。

暖かい季節に小松菜を育てる場合は害虫がスゴイので手間がかかりますが、害虫が少ない冬は害虫の被害が少ないのでおすすめです。

また、間引きした小松菜はベビーリーフとしてサラダなどで食べることができます。

詳しい育て方はこちら↓↓

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春菊

春菊

春菊は寒さに強く暑さに弱いので冬の野菜です。

冬といえば鍋料理ですが、鍋の具材として春菊は欠かせないという方もいると思います。
(逆に春菊が苦手な方も多いと思います。特に小さなお子さんは嫌いですよね)

ただ、春菊って鍋くらいしか使い道がなくて困るということも・・・

ベランダ菜園で育てておけば必要な分だけを収穫して使うということができます。

しかも、葉ネギと同様に根元を5㎝くらい残して収穫すれば、また新しい葉が生えてくるので収穫を長い間楽しめます。

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詳しい育て方はこちら↓↓

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ルッコラ 

ルッコラ

ルッコラ も1年中育てることができる野菜です。

ハーブの一種と言われることが多いですが、アブラナ科の植物なので農家の私的には小松菜のオシャレバージョンです。

小松菜と同じで暖かい季節は害虫の防除に手間を割きますが、冬は害虫被害が少なく柔らかいルッコラ ができます。

ルッコラ はゴマのような香りが特徴の野菜でサラダに使うことが多いです。

オリーブオイルとの相性が抜群なので、ルッコラ のガーデンサラダなんかはたまにはいいですね。

詳しい育て方はこちら↓↓

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ローズマリー

ローズマリー

野菜ではないですがベランダ菜園といえばハーブも育てやすいです。

ローズマリーも寒さに強いので冬でも育てることが可能です。しかし、冬の間は成長が止まるので、日当たりが良い室内に入れてあげた方が良いでしょう。

ローズマリーを食べる機会は少ないと思いますが、ローズマリーを使った料理といえば、オシャレなお店で出てくるお肉料理に添えられているイメージです。

ローズマリーは肉料理の臭みを消す役割で使われています。買うことはないと思いますが、育てていれば食卓に出す料理のオシャレ度アップに一役かうでしょう。

初心者の方におすすめのハーブ栽培キットに関する記事↓↓

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【重要】冬からベランダ菜園をはじめるデメリット

とはいえ冬からベランダ菜園をはじめるにはデメリットも存在します。

冬からベランダ菜園をはじめるデメリット

  1. とにかく寒い
  2. 収穫までに時間がかかる
  3. 育てられる野菜が限られる

やっぱりいいことばかりではありません。

↓↓では、冬からベランダ菜園をはじめるデメリットについて解説します↓↓

①とにかく寒い

冬の寒空の下で作業するのは、想像はつくと思いますがとにかく寒いです。

水やりの頻度は少ないし、くさとりをする訳ではないので、長い時間外で作業する訳ではないですが、ベランダ菜園の準備をする時は時間がかかると思います。

特にこれからベランダ菜園をはじめる初心者の方は、慣れない作業なので余計に時間がかかることでしょう。

できるだけ暖かい日にプランターの準備をすることをおすすめします。

②収穫までに時間がかかる

種を播いてから収穫するまでに、夏と比べると時間がかかります。

冬からはじめるベランダ菜園がおすすめの理由③の裏返しになりますが、日照時間が短いので、野菜の生育に必要不可欠な光合成をする時間が少なくなります。

例えば小松菜は1年中育てることが可能と言いましたが、小松菜が1番好きな季節は春と秋です。

春と秋に条件が良ければ種を播いてから30日くらいで収穫できますが、冬の場合は収穫までに60日以上かかることもあります。

つまり手間がかからない分、時間がかかるということです。

③育てられる野菜が限られる

お気付きの方もいるかもしれませんが、冬に育てられる野菜の種類は葉菜類と根菜類がほとんどです。

葉菜類とは・・・主に葉を食べる野菜です。

  • 小松菜
  • ルッコラ
  • キャベツ

根菜類とは・・・主に根を食べる野菜です。

  • カブ
  • ダイコン
  • ラディッシュ

※カブやダイコン、ラディッシュもプランター栽培できますが、初心者の方には難しいと思ったので、冬でも簡単に育てられる野菜5選に入れていません。

ベランダ菜園の定番的な存在のミニトマトなどの果菜類は夏が得意な野菜なので冬に育てることはできません。

果菜類とは・・・主に果実や種実を食べる野菜です。

  • ミニトマト
  • きゅうり
  • なす

つまり、全力でインスタ映えを狙いたいベランダ菜園の場合は春から始めた方が良いです。

【重要】冬からベランダ菜園をはじめる注意点

最後に冬からベランダ菜園をはじめる注意点を解説します。

注意点は2つ

  • 霜(しも)に気を付ける
  • 日当たりに気を付ける

かなり重要です!

この2点に気を付けないと、せっかく芽が出た野菜をダメにしちゃうかもです。

霜に気を付ける

霜がおりるのはお住まいの地域によって異なると思いますが、霜がおりるシーズンは注意が必要です。

葉菜類は霜がおりるとドロドロにとろけてしまいます。

例えば、野菜を冷凍庫で凍らしてから解凍した時のことをイメージしてください。

枝豆やブロッコリーは茹でてから冷凍保存できることは思い浮かぶと思いますが、なまの春菊や水菜を冷凍保存するイメージは思い浮かばないと思います。

なぜなら葉菜類は冷凍保存に向かないからです。

前に1度、間違えて水菜を冷凍庫に入れてしまったことがあります。解凍したら葉の部分が真っ黒でドロドロになってしまいました。

霜がおりるシーズンになったら、土の保温性をあげるために、土の上にワラなどを敷いてあげると霜がおりにくくなります。

日当たりに気を付ける

冬のベランダ菜園のポイントは日当たりです。

この記事で何度も出てきていますが、冬は日照時間が短いので、できるだけ日当たりが良い場所を選んでベランダ菜園をはじめる必要があります。

害虫は少ないし、病気になる恐れも低いし、草取りもしなくていいので、日当たりに気をつけていれば失敗を避けることができるはずです。

ベランダ菜園を始める前に日当たりをチェックする↓↓

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【まとめ】思い立ったら行動!ベランダ菜園はいつでも始められます

野菜といえば夏のイメージが強いですが、冬でも育てられる野菜はたくさんありますし、冬だからこそ初心者の方に向いていることも多いです。

いつもは仕事や家事・育児でバタバタしていて余裕がない方も、今ならベランダ菜園をはじめるチャンスです。

ベランダ菜園は思い立った時がはじめ時です!

昔、ドラマで山ピーが言ってました。「明日やろうはバカ野郎」って

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