【初心者向け】ベランダ菜園を始める前に準備する事【まとめ】

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ベランダ菜園

ベランダ菜園を始めたい人

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30代女性

ベランダ菜園を始めたいけど初心者でもできる?
始める前に何を準備したらいいのかわからない。
失敗しないで続けられる方法はないかな?

このような疑問にプロの農家が答えます。

CHECK

【初心者向け】ベランダ菜園を始める前に準備する事【まとめ】

この記事では、初心者がベランダ菜園を始める前にチェックする事の全てを解説しています。この記事を読めば経験や知識がない初心者でも失敗しないベランダ菜園を始められます。また、楽しみながら続ける方法と、ベランダ菜園に向いているベランダもわかります!

【方角は?】最初にベランダの日当たりをチェック

まずは日当たりをチェックしましょう。なんとなく日当たりが良い・悪いではなく方角を確認することで、具体的な日当たりをチェックできます。

ベランダの日当たりを把握していることで、失敗しない家庭菜園の第一歩と言えるでしょう。

僕たちプロの農家も常に日当たりを気にしながら野菜を栽培しています。

日当たりをチェックする理由

野菜を育てるうえで日当たりはとても大事な要素となります。なぜなら、ほとんどの植物が光合成をして、自分の成長に必要な養分を自分で生成しているからです。

光合成に必要なものは、光と水と二酸化炭素です。水は僕たち人間があげて、二酸化炭素は空気中にあるので大丈夫ですが。光についてはどうでしょうか?

もし、ベランダの日当たりが悪い場合にベランダの場所を変える事はできません。

なので、ベランダ菜園を始める前にベランダの日当たりを確認する事で失敗を避けることができます。また、野菜の種類によっては日当たりが悪い方が好きなものもあります。ベランダの日当たりを知ることで、自分のベランダに合った野菜を選んで失敗を避けましょう。

ベランダの日当たりをチェックする

では、実際にベランダの日当たりをチェックしましょう。チェックする方法は初心者でも簡単にできる方法を解説しています。

ベランダの方角をチェックする
ベランダの方角をチェックするためには、スマートフォンが1つあれば大丈夫です。
スマートフォンのアプリのコンパスをひらいてベランダの中心に立ってください。
ベランダの正面を指している方角が、あなたのベランダの方角です。ベランダの性質上、南を向いている場合が多いと思いますが、マンションやアパートの場合は南とは限りません。

そして、東を指している方角から太陽が昇り、真上を通って西を指している方角に沈みます。

南側を向いている→1番日当たりが良いです。
北側を向いている→夏場の日当たりは良いが、冬場の日当たりが悪い
東側を向いている→夕方の日当たりが悪い
西側を向いている→朝の日当たりが悪い

このようにベランダの方角がわかればおおよその日当たりが分かります。

日光を遮る障害物をチェックする

ベランダの方角だけでは正確な日当たりはわかりません。ベランダ周辺のベランダよりも高い位置にある障害物の位置を把握することで、より正確に日当たりを把握することができます。

南側に障害物がある→日当たりがあまり良くないので注意が必要です。
北側に障害物がある→日当たりが良いベランダと言えます。
東側に障害物がある→朝の日当たりが良くありません。
西側に障害物がある→夕方の日当たりが良くありません。

また、ベランダの手すりの形状もチェックが必要です。日光を通すような柵状なのか、日光を通さない壁状なのかチェックしてください。

どんなにベランダ自体の日当たりが良くても、手すりが壁状だった場合は足元に野菜を置いてしまったら、ほとんど日光が当たりません。

柵状の場合は日光を通すので、ベランダ菜園に向いていると言えます。

日当たりが悪いベランダの対策

日当たりが悪いベランダだった場合の対策を解説します。

ベランダよりも高い位置に障害物がある場合は、ベランダの中で1番日光が当たる時間が長い場所を見つけて、そこで野菜を育てることがベストです。

手すりが壁状で足元に置いたら日光が当たらない場合は、棚やベジトラグを置いて手すりよりも高い位置で野菜を育てましょう。

もし、1日中日が当たらないベランダだった場合は、人の生活が脅かされる場合があるので引越しを考えてください。人間生活に支障がないと感じている方は、日当たりが悪くても育つ野菜を選んで育てることが対策となります。

日当たりについて詳しく書いている記事があるので気になる方はどうぞ↓↓

【初心者必見】ベランダ菜園を始める前にチェックする事【日当たり編】
この記事ではベランダ菜園を始める前に確認しておくべき日当たりについて、プロの農家がわかりやすく解説しています。 ベランダ菜園に向いている方角のベランダもわかります。また、ベランダ菜園に向いていないベランダでの日当たり対策も解説しています。

【意外と大事!?】次にベランダの風通しをチェック

ベランダ菜園を始める前にベランダの風通しをチェックする事も、失敗しない家庭菜園を始める方法です。

なぜなら、風通しの環境によって野菜をダメにしてしまう可能性があるからです。

僕はついつい風通しを確認しないで、野菜を植えて失敗する事があります。

風通しをチェックする理由

では、なぜ風通しが野菜を育てるうえで大事なのでしょうか?
それは風通しが悪いと病気になるリスクが上がるからです。

野菜が病気になる理由はウィルスや菌に感染するケースとカビに侵されるケースの2種類あります。
風通しは後者のカビに侵されるケースと関係しています。

カビは元々土にいて、色々な菌などとバランスよく共存し、植物の栄養となっています。しかし、湿度が上がるなどカビが好きな環境になると大幅に繁殖してバランスを崩し、植物にとって悪影響を及ぼします。

つまり、風通しが悪い環境だとカビによって病気にかかるリスクが上がるのです。

ベランダの風通しをチェックする

ベランダの風通しをチェックする具体的な方法はありません。

しかし、ベランダのすぐ近くに大きい建物に囲まれていたり、林に囲まれている場合は風通しが悪くなります。また、手すりが柵情であれば風通しは良いですが、コンクリートなどで覆われた壁状の場合は風通しが悪くなります。

とにかく、夏場などに風通しがなく、じめっと感じるベランダは対策が必要です。

風通しが悪いベランダは対策次第で解消できる

もし、ベランダの風通しが悪いと感じた場合は、対策次第で病気になるリスクを下げる事ができます。

①高さを出す
棚やベジトラグで高さを出して風通しと水はけを良くする事で、湿気が逃げてカビの繁殖を防ぎ、病気になるリスクを下げます。

②株間をあける
種のパッケージ裏などに記載されている株間はあくまでも畑で育てる場合の株間なので、必要最低限の値が記載されていると思ってください。風通しの悪いベランダの場合は、定植時に株間を広くする事で通気性を良くします。

③マルチング
マルチングとは株元にビニールや落ち葉などを敷き詰める事です。マルチングをする事によって、水やりなどの際に土にいるカビの跳ね返りが野菜に飛ぶことを防ぐ事ができます。

④苗を傷つけない
傷から菌が侵入する可能性があるので、定植時や剪定時には細心の注意を払いましょう。また、目に見えない傷がある場合があるので、水やりの際は葉や茎に水を当てるのではなく、土に向かってそっとあげましょう。

⑤土を管理する
目に見えない菌を調整する事は初心者にとって、とても難しい事です。
なので、アンモニア臭がするような劣化した肥料を使ったり、完熟していない肥料を使うのは避けてください。
ホームセンターなどで販売されている落ち葉や雑草を主とした落ち葉堆肥というものがあります。これは菌のバランスを整えてくれるのでおすすめです。

風通しについて詳しく書いた記事があるので興味がある方はどうぞ↓↓

【初心者向け】ベランダ菜園を始める前にチェックする事【風通し編】
ベランダ菜園を始める前にベランダの風通しを確認する事で、野菜が病気になるリスクを下げる事ができます。また、風通しが悪いベランダでも美味しい野菜を育てられる風通し対策と病気対策を紹介しています。すべて初心者でもできる内容となっています。

【一番大事?】ベランダ菜園を始める前に心の準備をする

是非、ベランダ菜園を始める前に心の準備をしておいて頂きたいです。それはなぜかというと、失敗しないように心がけていても必ず失敗するからです。

僕たちプロの農家が今までの経験と知識を持ってしてでも失敗を繰り返しているのです。どんなに気を付けていても必ず失敗します。どのような失敗かというと、野菜の生育条件に合わない気温や天候が長続きして、野菜が弱ってしまう事です。これはどんなに準備していても天気や気候などの環境を人の手で変えられないからです。

心の準備が必要な理由

なぜ、心の準備が必要かというと、初心者のうちは必ず失敗するからです。心の準備ができていないと失敗した時に落胆してベランダ菜園を続けられなくなってしまうかもしれません。

ではどのような心の準備をしたら良いかというと、それは『失敗は成功するための経験』だと思う事です。

天気や気候などの環境はどんなに頑張っても僕たち人間の力で変える事はできないので仕方がありません。僕たちプロの農家ですら「仕方がない」の一言で片付けています。しかし、同じ失敗をしないように経験を来年や再来年に活かす対策を考えています。

失敗を失敗と捉えるのではなく、成功するための経験と捉える心の準備をしておきましょう。

ベランダ菜園を長く続けられる秘訣

ベランダ菜園を長く続ける事は簡単です。その秘訣は技術や知識ではなく心にあるからです。

では具体的に秘訣を紹介していきます。

①肩の力を抜く
「美味しい野菜を作るぞ!」「オシャレなベランダ菜園にするぞ」
肩に力が入りすぎです。目標を作る事は大事ですが、初心者のうちは失敗がつきものです。もっと肩の力を抜いてリラックスして、何度か失敗してから目標にストイックになった方が、モチベーションを保ちやすいはずです。

②期待しない
過度な期待は禁物です。
野菜を作るには時間と手間がかかります。早いものでも30日以上はかかるので、期待値はどんどん上がっていくでしょう。しかし、時間と手間をかけたからとと言っても美味しい野菜が収穫できるとは限りません。

期待をすればする程、できなかった時の落ち込み具合は大きくなると思います。初心者のうちは、あまり期待せずに美味しい野菜ができたらラッキーくらいに思っておくと気が楽です。

心の準備について詳しく書いた記事があるので興味がある方はどうぞ↓↓

【まとめ】どんなベランダでも初心者でもベランダ菜園は始められる!

ベランダ菜園は知識や技術がない初心者でも始められます。また、どんなベランダでも始められます。
ただ、ベランダ菜園を始める前の準備が大事です。

具体的にはベランダの日当たりと風当たりをチェックしておきましょう。ベランダ菜園を始めるベランダが、野菜にとってどんな状況なのかを把握しておきます。もし日当たりや風当たりが良くないベランダだったとしても対策次第で失敗を避ける事ができます。

しかし、どんなに準備をしていても、気温や天候など人間の力で変えられない要因で失敗する時が必ずきます。

なので、過度な期待は避けて肩の力を抜いてベランダ菜園に取り組みましょう。失敗は成功するための経験と捉える事で、ベランダ菜園を楽しみながら続ける事ができます。

コメント

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