ミニパプリカをプランターで育てる方法を農家が教えます【定植編】
プランターでパプリカを栽培したいけど、国産パプリカ売ってないしプランターで育てるのは難しいんだろうな・・・
そんな疑問にベランダ菜園士の資格を持つ農家が答えます!
ミニパプリカをプランターで🫑
— Vege Rhythm (@VegeRhythm) May 2, 2021
スーパーだと国産のパプリカって売ってないので自分で育てることにしました!
菜園プランター520でいいかなと思ったけど、畑でやる場合は株間60㎝なんで、菜園プランター720を採用!
プランター用のビニール最高です😄
気温が低い時はビニール被せてます。 pic.twitter.com/A3QagRqy98
スーパーに売ってるパプリカは韓国産が多く、大きいので使い勝手が悪いんですよね。
そこで、ベランダ菜園士の資格を持つ農家の私が自宅の軒先でミニパプリカのプランター栽培をスタートしました。
ミニパプリカをプランターで育てる方法と注意点を画像を使って、家庭菜園初心者の方でも簡単に始められるように解説しています。
専門的な知識や技術は必要ありません。この記事を最後まで読んで頂ければ誰でもミニパプリカをプランターで育て始めることができます。
私がプランターで育ててるミニパプリカの様子が知りたい方は農家がミニパプリカをプランターで栽培してみた!【栽培記録】をどうぞ。
ミニパプリカってどんな野菜?【パプリカの基本情報】
パプリカの基本情報
パプリカ/Paprika
分類:ナス科トウガラシ属
原産地:南アメリカ
発芽適温:25℃〜30℃
生育適温:23℃〜30℃
耐寒性:弱い
耐暑性:強い
日照特性:陽性植物
病害虫:アブラムシ・ハダニ・うどんこ病・青枯病etc…
ミニパプリカはピーマンよりも一回り程大きいパプリカをミニサイズで収穫できるように改良された品種です。
ミニトマトのような感じですね。
ミニパプリカを育てるために用意するプランターサイズと苗の選び方
まず、ミニパプリカを育てるために用意するもの一覧です。
- ミニパプリカの苗
- プランター
- 土(鉢底石)
- 支柱(割り箸)
- 麻ひも
初心者の方でもわかりやすいように詳しく解説します↓↓
ミニパプリカの苗を購入する
ミニパプリカには赤、黄、オレンジ、紫など様々なカラーがありますが、いずれも1つの苗にカラフルに実るわけではありません。
つまり、欲しいカラーのミニパプリカの苗をそれぞれ購入する必要があります。
できるだけ元気な苗を購入してください。
元気な苗を見分けるポイント
- 太くてしっかりしている
- 葉の色が濃い
- 葉が枯れたり斑点がない
- 葉の裏に虫がついていない
- 花や蕾がついている
- 双葉が残っている
他の野菜でも上記6つのポイントをおさえて苗を購入するので覚えておくと良いでしょう。
私が用意したミニパプリカの苗は鈴なりミニパプリカのりんりん(赤)とらんらん(オレンジ)です。
パプリカといえばピーマンよりも一回り大きいサイズですが、ピーマンと同サイズ程のミニパプリカがホームセンターなどで販売されていて、プランター栽培では人気があります。
ミニパプリカの方が育てるのが簡単で収量が多く、料理や保存の観点でも使い勝手がいいです。
ミニパプリカを育てるためのプランターサイズ
ミニパプリカを育てるために必要なプランターサイズは、1つの苗に対して縦30㎝×横30㎝×高さ20㎝は必要です。
ミニパプリカは実を沢山つけて完熟させるために土から栄養を吸収するために根っこを広範囲に巡らせます。
私が今回用意したプランターは菜園プランター710型です。
自身のお庭やベランダなどに入る無理のないサイズのプランターを選びましょう。
ちなみに、畑にミニパプリカの苗を植える場合は株間を60㎝で条間は180㎝くらい確保します。
菜園プランター710型について詳しく知りたい方はこちら
ミニパプリカを育てるために必要な土(鉢底石)
ミニパプリカを育てるために必要な土は、市販の野菜用培養土やトマト用培養土で十分に育てることができます。
土は野菜にとって1番重要なポイントで、土づくりに成功したら野菜作りの半分は成功すると言われるくらいです。
土を購入する際に一緒に鉢底石も購入しておきましょう。
私が用意した土はアイリスオーヤマのゴールデン粒状培養土です。
この土は水はけが良く多湿を嫌うミニパプリカにピッタリです。また、鉢底石も必要ないので準備するものが1つ減ります。
適応植物にピーマンが入っているので同じ分類のミニパプリカもGOOD
ゴールデン粒状培養土について詳しく知りたい方はこちら
ミニパプリカの苗を支える支柱
ミニパプリカを植え替えた時に風で苗が倒されないように支える支柱が必要です。
ホームセンターで売っているイボ付き支柱120㎝が理想的ですが、苗が小さいので割り箸で代用できます。
ミニパプリカを支える麻ひも
ミニパプリカと支柱をつなぐために麻ひもを使用します。
なので、ビニール紐などで代用可能です。
ミニパプリカの植え方【徹底解説】
ミニパプリカをプランターに植える方法を解説します。
まず、ミニパプリカを植える時期ですが、最高気温が20度を超え最低気温が10度を下回らなくなった時期がいいです。
パプリカの原産は南アメリカの暖かい地域なので寒さに弱いです。
ホームセンターなどでは4月上旬から夏野菜の苗が出回りますが農家的には早いと思っています。
私は4月28日に植えました。
まだ、時期が早いのでビニールのトンネルを使用しています。
手順①プランターと土を準備
プランターは使う前に水で洗い流しましょう。店頭で何がついているかわかりません。
ミニパプリカは多湿を嫌うので、鉢底石をプランターに敷き詰めてから土を入れましょう。
菜園プランター710型とゴールデン粒状培養土を使う場合は約40ℓの土が必要です。
植える場所に、ミニパプリカ苗のポットと同じサイズの穴を掘ります。
手順②ミニパプリカの苗とプランターに水をあげる
ミニパプリカの苗ポットにたっぷり水をあげておきます。
その次に、ミニパプリカを植え付けるために掘った穴にも水をあげましょう。
手順③ミニパプリカをプランターに植える
先ほど掘った穴にミニパプリカの苗を植えます。
菜園プランター710型を使用する場合は、苗と苗の間隔(株間)は30㎝くらいにしましょう。
ポットから苗を取り出す時に根っこを傷つけないように注意してください。
掘った穴に苗を入れたらしっかり土を寄せます。
手順④プランターにたっぷり水をあげる
プランター全体にたっぷりと水をあげます。
プランターの底から水が滲み出てきたらOKです。
手順⑤支柱と麻ひもでミニパプリカを固定
風が吹いて苗が倒されないようにするために苗と支柱を固定します。
ミニパプリカの横2㎝〜3㎝くらいのところに支柱をさす。
ミニパプリカの苗と支柱を8の字をかくように結んで固定。
以上でミニパプリカをプランターに植える手順は完了です。
【まとめ】ミニパプリカをプランターに植えるのは簡単
ミニパプリカをプランターで育てるために必要なものは5点
- ミニパプリカの苗
- プランター 菜園プランター710型がオススメ
- 土(鉢底石)アイリスオーヤマゴールデン粒状培養土がオススメ
- 支柱(割り箸)
- 麻ひも(ビニール紐)
用意するもので気をつけるポイントは3つ
- 苗は元気なものを選ぶ
- プランターは大きめ
- 土は水はけが良いものにする
プランターに植えるポイントは3つ
- 植える時期を見極める
- しっかり土を寄せる
- 水をたっぷりあげる
以上のポイントを抑えれば家庭菜園やベランダ菜園初心者の方でもプランターでミニパプリカを育て始めることが簡単にできます。
次に読むべき記事はミニパプリカをプランターで育てる時の仕立て方
私が実際に育てているミニパプリカの様子はこちら
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